木々に囲まれた一軒家の静かなカフェで休日ランチはいかが?
「はけの森カフェ」でカレーとコーヒーを頂いてきた。
写真を交えてその時の様子をレポートする。
はけの道をてくてく歩いていると、木々に囲まれた、「中村研一はけの森美術館」にたどり着く。
今回お目当ての「はけの森カフェ」はこの美術館に併設されているカフェ。
カフェは美術館とは別棟になっていて、以前この場所に住んでいた洋画家中村研一の邸宅を利用している。
カフェは静かな森の中に建っていて、庭の一画には池があり、訪れたときにはちょうど池の周りの梅の花が見頃を迎えていた。
玄関の扉を開けて中に入る。
靴を脱いで上がる。
元々個人お宅を利用しているだけあって、よそのお宅にお邪魔しているかのような雰囲気だ。
玄関脇にはステンドグラス。
画家さんのお宅といった感じでおしゃれである。
室内はこじんまりとしたダイニングになっていて、天井の高い吹き抜けの空間になっている。
黒い木の柱とハリが白い壁を囲んでいる。
シンプルな禅の空間のようでありながら、暖炉があったりと和洋折衷の空間である。
どことなくおしゃれなペンションのような雰囲気だ。
通されたテーブルは厚みが15センチはありそうな重厚なテーブルで、天板の側面には額縁のような装飾が施された立派なテーブルであった。
もともとこの家で使われていたものであろうか。
ランチのメニューは3種類。
A.はけの森特製欧風ビーフカレー
B.自家製カンパーニュのクロックムッシュ・スープ付き
C.本日のキッシュのデリプレート・スープ付き
その他にはチーズケーキなどのスイーツもある。
今回は無難にカレーを選んでみた。
カレーはよく炒められた玉ねぎの繊維が絡み合っていて、ルーのとろみとなっている。
ほんのりフルーツのような甘みを感じる。
辛さはそれほど感じないがスパイスの複雑な風味が広がる。
ビーフはよく煮込まれていて口の中でホロホロほどける。
全体的には中村屋のビーフカリー系のような味わいだ。
さらにルーの上には鮮やかな緑色のソースがかけられいる。
コリアンダー(パクチー)のような風味があり、カレーと混ぜて食べるといいアクセントになる。
ご飯は玄米を使っていて、プチプチとした食感が楽しい。
さらに、マッシュポテトとサラダ、野菜のピクルスがつく。
野菜のピクルスはカブ、レンコン、パプリカ、キュウリが入っていて、おしゃれなカレーの付け合せとなっている。
どれもとても体に良さそうだ。
ドリンクは別途300円かかるが、はけの森ブレンドコーヒーを頼んだ。
小分けのコーヒーフレッシュではなく、ちゃんとしたミルクが付くのが嬉しい。
ここのブレンドコーヒーは、小金井にある「PRANKS COFFEE」の焙煎の豆を使っているそう。
「PRANKS COFFEE」は先日、小金井の六地蔵の井戸の横にコーヒーショップをオープンし、たまたまその時訪れた。
とても美味しいコーヒーだった。
はけ沿いの豊かな緑や湧き水に囲まれて、ゆったりとした時間を過ごすことができた。
静かな森の中の一軒家のカフェで、休日の優雅なひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。
【営業時間】11: 00~16:30(ラストオーダー16:00)
【ランチタイム】11:30~14:00
【定休日】月・火
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